劇団解体社 左内坂スタジオ閉館公演
ポゼッション
英国の批評家マーク・フィッシャーは、「資本主義の終わりより、世界の終わりを想像するほうがたやすい」世界の現在を「資本主義リアリズム」と名付けて分析し、マーガレット・サッチャーの有名な確言「この道しかない(there is no alternative)」に集約される出口なきこの世界の不毛なリアルを剔抉してゆくなかで、絶えずその不可能性を可能性に転ずる契機をうかがい続けたが、その後2017年、彼は自ら命を絶った。本作では、そのフィッシャーが晩年にデリダより援用した「憑在論」を鍵概念に掲げ、おのおのの身体が提起する「所有すること=憑かれること(possession)」に目を凝らしながら、終わりなき<喪>の作業のなか、来るべき資本主義リアリズム演劇を創造してゆく。
- 日程/Schedule
- 2021年
- 11月 5日(金)・ 6日(土)・ 7日(日)
- 12日(金)・ 13日(土)・ 14日(日)
- 各 19: 30 開演
- ※受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前です。
- ※劇場の構造上、開演するとご入場いただけない場合がございます。お早めにご来場ください。
- ※ゲストを招いてのポストパフォーマンストークを予定しております。詳細は追ってウェブやSNS等でお知らせいたします。
- 会場/Space
- 左内坂スタジオ (東京・市ヶ谷)
※感染対策として客席数を大幅に制限しての上演となります。お客様にも感染対策へのご協力をお願いいたしております
- チケット/Ticket
- 一般 3,000円
※劇場の構造上、座席数が大変限られております。必ずご予約をお願いいたします。
- 予約・問い合わせ/Booking
- web専用予約フォームがございます。
- ◆ポゼッション 予約フォーム→
- ◆E-mailでのご予約はこちらのアドレスから→
- ※件名に「ポゼッション 観劇予約」とお書きいただき、お名前、ご観劇日、枚数をご記入の上お送り下さい。
- ◆Phone/Faxでのご予約・お問い合わせは、03-6674-1290(解体社)
- ■構成・演出: 清水信臣
- ■出演:
- 熊本賢治郎
- 日野昼子
- 青田玲子
- 矢部久美子
- 森澤友一朗
- 毛利綾花
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- 杉浦千鶴子 (ラドママプロデュース)
- ■スタッフ:
- [振付] 日野昼子
- [照明協力] 河合直樹 ㈲アンビル
- [音響協力] 落合敏行
- [宣伝美術] STUJIO TERRY “OVERGROUND”
- [制作] 森澤友一朗
- ■助成: ARTS for the future!
【関連サイト】左内坂スタジオ全上演記録
★ INFANT (2013)
★ INFANTⅡ(2014)
★ セリーヌの世紀三部作 (2015-16)
★ 悪魔の家のアナーキスト (2017)
★ フェストゥム (2017)
★ 虐殺のためのバガテル (2018)
★ Posthuman Theatre Ⅳ (2018)
★ 人体言語vol.0 (2019)
★ 人体言語vol.1 (2019)
★ 人体言語vol.2 (2021)