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本プロジェクトは、劇団解体社が長年にわたって取り組んできた独自の身体への視角に立脚しながら、「言葉が人体を引き寄せる」ようなプロセスを介して、個々の身体と特異な言語群との未聞の邂逅の地平である「人体言語」を開示せんと目論む連作プロジェクトです。国際的な連携のもと制作される各部は、それぞれデリダ、唐十郎、セリーヌの一冊の書物を主題として設定し、それらが共同体にもたらした縫合不能な傷跡がひとつひとつ切開されてゆくような場として構成されます。やがて一冊の書物へと至る人体の群れを凝視すべく、ご来場お待ちいたしております。

[第二部]

「特権的肉体論/1968/唐十郎」

アングラ演劇の一般的イメージを形成するにあまりある功績を果たしつつ人口に膾炙してきた本書は、しかしその一人歩きするイメージを堀り崩してまで丹念に読まれることの少ない書物でもある。土方巽の身体思想における可能性の中心を本源としながら身体のあり方を探求してきた劇団解体社が、もうひとりの身体・言語の思想的巨人・唐十郎の肉体論を主題化するなかで、日本における68年の「身体」と「言語」の到達点が測量される。

  • 日程/Schedule
    • 2019年12
    • 13日 [金]・14日 [土]・15日 [日]・
    • 20日 [金]・21日 [土]・22日 [日]
  • 各 19: 30 開演

[第三部]

「死体の学校/1938/ルイ=フェルディナン・セリーヌ」

20世紀を代表する作家セリーヌの激越なる反ユダヤ主義パンフレの第二作目である本書は、全編に横溢する人種主義的攻撃言辞の奔流が、やがて混線、混濁、相互感染してゆくなかで、汚辱にまみれた人類史の「証言」の書として、いまだ聞き取り不可能な地帯を形成している。本作では劇団解体社が近年取り組んできた「セリーヌの世紀」シリーズの蓄積の上に立ちながら、市民社会にあらかじめ取り憑いた罵倒的「動物」の声紋に目を凝らしつつ創作される。

  • 日程/Schedule
    • 2020年3
    • 20日 [金]・21日 [土]・22日 [日]・
    • 27日 [金]・28日 [土]・29日 [日]
  • 各 19: 30 開演
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前です。
※劇場の構造上、開演するとご入場いただけない場合がございます。お早めにご来場ください。
※各回上演後にポストパフォーマンストークを予定しております。詳細は決定しだい本サイトにてお知らせいたします。
チケット/Ticket
一般 3,000円
 三部作通し券 (第一部ご来場時、当日精算) 7,000円
 ※劇場の構造上、座席数が大変限られております。必ずご予約をお願いいたします。
 ※通し券は第一部のみでの取り扱いとなります。第二部第三部のご来場日は未定でもご予約可能です。
予約・問い合わせ/Booking
web専用予約フォームがございます。
第一部LinkIcon本公演は終了しました。
第二部LinkIcon
第三部LinkIcon
E-mailでのご予約はこちらのアドレスから→LinkIcon
※件名に「人体言語プロジェクト 観劇予約」とお書きいただき、お名前、ご観劇日、枚数をご記入の上お送り下さい。
・Phone/Faxでのご予約・お問い合わせは、03-6674-1290(解体社)
  • ■構成・演出: 清水信臣
  • ■出演:
    • 熊本賢治郎
    • 日野昼子
    • 青田玲子
    • Jonathan Giles Garner (第一部&第二部)
    • 矢部久美子
    • 森澤友一朗
    • 毛利綾花
    • 間根山姫衣
    • -
    • 杉浦千鶴子 (ラドママプロデュース、第三部)
    • Luke Macaronas (オーストラリア、第一部&第二部)
    • 安藤朋子(ARICA、第二部)
    • Camille Maria Sieling Langdal (デンマーク、第二部)
    • Mads Mazanti Jensen (デンマーク、第三部)
  • ■スタッフ:
    • [振付] 日野昼子
    • [照明協力] 河合直樹 ㈲アンビル
    • [音響協力] 落合敏行
    • [宣伝美術] STUJIO TERRY “OVERGROUND”
    • [制作] 森澤友一朗
    • [企画ボード] 鴻 英良、高橋宏幸
    • [企画協力(第二部)] 清末浩平
    ■主催: 劇団解体社
  • ■助成: 芸術文化振興基金助成事業

■プロジェクト・メンバー募集
2019年度より開始する「人体言語プロジェクト」への参加者を募っています。ご関心のある方は劇団までお問い合わせください。

[第一部]※本公演は終了しました。

「動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある2006/ジャック・デリダ」

いまなお影響力の巨大な哲学者ジャック・デリダの晩年の講演をもとにした遺著をテーマに据える。猫に裸を見られた瞬間の恥じらいから立ち上がる膨大な問いの群れの襲来のさなかで、われわれの人間/動物観が過酷な審問に付されてゆく本書の言葉に対峙しつつ、解体社が追究してきた、「人間」と「動物」、その境界を設定しつつ攪乱する「言語」が原理的に問い直される。


  • 日程/Schedule
    • 2019年9
    • 20日 [金]・21日 [土]・22日 [日]・
    • 27日 [金]・28日 [土]・29日 [日]
  • 各 19: 30 開演


◎公開リハーサル&トークセッション開催決定!
9/7(土)20時より、創作中の上演の公開リハーサル、および企画ボードの鴻英良・高橋宏幸両氏も交えての、作品・プロジェクトの構想をめぐるトークセッションを開催いたします。無料でご参加いただけますが、ご来場の際には事前にメールかお電話にてご予約をお願いいたします。

◎ポストパフォーマンス・トーク

各回上演後に下記のゲストを迎えて、ポストパフォーマンス・トークを予定しております。

  • 20日(金) 田崎英明 (哲学研究、ニコラス・ロイル『ジャック・デリダ』翻訳)
  • 21日(土) 鵜飼哲 (哲学研究、ジャック・デリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』翻訳)
  • 22日(日) 西山雄二 (哲学研究、ジャック・デリダ『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』共訳)
  • 27日(金) 鴻英良 (演劇批評、本企画ボード)
  • 28日(土) 國吉和子 (舞踊批評)
  •      竹重伸一 (舞踊批評)
  • 29日(日) 高橋宏幸 (演劇批評、本企画ボード)


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【関連サイト】
LinkIcon【Review】解体社ーセリーヌと「動物」をめぐって
/高橋宏幸氏, 2018年

LinkIcon【エッセイ】「剥製体」の現在
清水信臣, 2016年